地層の模様を見たこと,ありますか?



あなたは,地層の模様を見たこと,ありますか?

 あなたは、山や平野の足元の地下をつくっている地層を見たことがありますか?

 地層は、山が削られてできた石ころや砂が、川によって運ばれて、川の周囲や湖や海に積もってできた層の集まりです。石ころや砂が運ばれて積もるときに、運ばれてくる粒子の大きさや、流れの深さや速さなど、粒子を運んでくる流れの状態によって、さまざまな模様の地層ができます。
   現在の川とその周りや湖、海などを観察してみると、現在できつつある地層の堆積のようすを見ることができます。

 展示している剥ぎ取り転写標本は、いろいろな場所で堆積した、過去の地層と、現在作られつつある地層の本物です。
 それぞれの地層が、どのような流れの場所でできたのか、思いをめぐらせながら見てみてください。




地層の模様からわかること

 流れによって運ばれてきた石ころや砂などの粒子が堆積するとき、流れの速さや深さと運ばれていた粒子の大きさによって、さまざまな模様をつくって堆積します。
 流れの速さと運ばれる粒子の大きさによってできる川底のかたちとその断面を示したのが、下の左上の図です。

 デューンやリップルは,同じような波形の形ですが、デューンは波長が60cm以上と規模が大きく、粒の粗い粒子ででき,リップルはサイズも粒子もそれより小さく,波長が数cm〜10数cm位のものが多いようです.
 いずれも、流速が遅い場合には、洗濯板のように、尾根と谷が横に続きますが、流速が速くなると、しだいにうねってきて、やがて、うろこ状に一つ一つが独立してできるようになります。流速が速くなると、水の渦が、流れの方向だけでなく、流れの横方向どうしでも渦ができるからです.このような渦のでき方やできたリップルやデューンの形から、峰や谷が横に続くものを2Dリップル、2Dデューン、うろこ状に独立しているものを3Dリップル、3Dデューンと呼んでいます。

 このような模様を観察することで,堆積したときの流れを知ることができます.




地学の壁紙 地層のもようや川底などの写真からつくった壁紙集です.もようのでき方の解説もあります.